特集 入試に小論文を
看護の適性と小論文入試のあり方
池田 優子
1
1富士重工業健康保険組合太田高等看護学院
pp.100-104
発行日 1998年2月25日
Published Date 1998/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901775
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はじめに
入試の時期をむかえると,いつも頭が痛くなる.どのような選抜方法をしたら看護への確かな目的意識と適性を持った学生を選ぶことができるかと.これは看護專門学校にとって切実な問題である.
なぜなら,加速度を増す少子高齢化と高学歴化の波の中で,本当に魅力ある看護学校を作り,適性を持った学生を集めていかないと受験生に見放される時代がすぐそこに来ているからである.ちなみに18歳人口は減少している中で,1956(昭和31)年9.9%だった大学・短大への進学率は1997(平成9)年47.3%と増加する一方,専門学校への進学率は19%台と横這い状態である.
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