緊急特集 准看護婦問題調査検討会報告書を読んで
看護制度統合のための条件整備を
室生 昇
1,2
1全国保健医団体連合会
2総合病院南生協病院
pp.218-221
発行日 1997年3月25日
Published Date 1997/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901583
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1965年頃,私のところでも,中卒の准看護婦学校生徒を募集して,働いてもらっていた.1975年頃には,高卒で,准看護婦学校に通う人も採用した.いずれも,故郷を離れて,慣れない都会でよく頑張った.今度の准看護婦問題調査検討会報告書を読んで,生徒,准看護婦の実態としてよく理解できた.
私は,当時から,患者の生活指導を進んで看護婦業務に位置づけ,准看護婦には,看護婦の指示でその一端を担ってもらっていた.私や看護婦はよく面倒を見たし,生徒も准看護婦も,よく頑張った.彼女たちは,その後,進学コースにいって看護婦となっている.准看護婦のままでは,看護業務に確信が持てなかったのである.そして,今,その殆どは,婦長や主任となって自信をもって業務を遂行している.
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