講義ノート 新しい在宅看護論精神看護学
現場から考える在宅看護論
第2章 家族を支える
家族への支援
上原 ます子
1
1大阪大学医学部保健学科
pp.972-975
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901497
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在宅看護において家族の支援は最も重要な役割の1つであり,患者と家族の状況に応じてさまざまな支援内容を含む.その内容を示す一例として表1(訪問看護ステーション開設・運営・評価マニュアル1)を参考に作成)を紹介する.
家族支援の目標を「家族が自己実現を図りながら,本人との人間関係を良好に保ち,在宅ケアを無理なく続けることができる」とし,患者と家族が家庭で療養しケアすることの利点を伸ばし,主体的な生活の確立を目指すための支援内容でもある.
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