特集 これからの医療とPOS—第8回POS研究会報告
Ⅳ.シンポジウム2‘POSと教育’
医師と看護婦のプロブレムリストの比較
今村 陽子
1
,
植村 研一
1
,
龍 浩志
1
,
横山 徹夫
1
,
谷口 紀子
2
,
久米 ひさ子
2
1浜松医科大学脳神経外科
2浜松医科大学付属病院看護部
pp.918-920
発行日 1986年12月30日
Published Date 1986/12/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908323
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プロブレムリストの運用は職種によって異なるか
当院では昭和52年の病院開院以来POSに基づきカルテの記載を行ってきた.昭和59年からはプロブレムリストの作成について検討を加え,単に医学的問題(M:medical problems)だけを取り上げるのではなく,心理的問題(P:psychological problems),社会的問題(S:social problems)も取りあげるようにしてきた.
医学的問題についてのプロブレムリストは医師にとって患者の病態診断や,治療計画を論理的に組み立てていく手掛りとなることが理想と思われる.また看護婦にとっては,患者の病状や疾患の理解により,看護計画を立案する手掛りとして利用すべきものと考える.
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