連載 臨床現場で本当に必要な薬のおはなし 教員も学生も知っておきたい「看護薬理」・6
光による生体への影響
大井 一弥
1
1鈴鹿医療科学大学薬学部 臨床薬理学研究室
pp.768-774
発行日 2023年12月25日
Published Date 2023/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202187
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生体に影響を及ぼす光
生物が誕生するよりも太古の時代から太陽光(光)は存在し、ヒトが進化する過程で祖先から受け継がれた生体を維持するうえで光は不可欠なものとなっています。
近代になると、健康であるためには朝陽を浴びることが大切で、ストレス解消にも大きな効果があることがわかってきました。朝陽を感じると起床し、陽が沈んでいくにつれて交感神経から副交感神経が優位になるという1日の生体リズムも形成されています。
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