特集2 領域連携にむけて知っておきたい 看護教育のキーワードと実践
―母性看護学―女性の一生を通じた健康を支える
矢嶋 裕里
1
1昭和大学医学部附属看護専門学校
pp.86-91
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201897
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
昭和大学医学部附属看護専門学校(以下、本校)は、1964(昭和39)年の設置以降、定員が増加し、現在は1学年の定員が150名、3学年では450名程度と規模の大きい学校です。昭和大学の建学の精神「至誠一貫」と本校の理念「清楚な美」をもとに、社会に貢献し、看護の探求と誇りをもつことができるように、日々、教員一同、力を尽くしています。
現在、私は母性看護学を担当しています。母性看護学は、女性の一生を通じた健康の維持・増進、疾病予防など、周産期だけではなく、女性のライフステージの全般にかかわる学問です。よって、母性看護の対象は、妊産褥婦とその子どものみならず、将来子どもを産み育てる女性や、子どもを過去に産み育てた女性、生涯を通じての性と生殖や育児のパートナーとしての男性や、子どもが生まれる、または乳幼児を育てる家族、その家族が生活している地域社会をも含みます。
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.