特集 あらためて学ぶ、なぜリフレクションか
扉
pp.279
発行日 2020年4月25日
Published Date 2020/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201457
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リフレクションという言葉自体は広く看護で知られるようになりました。しかし、言葉だけの知識にとどまっていたり、単なる振り返りとなってしまっている現状も見受けられます。看護におけるリフレクションの第一人者であるクリス・バルマン先生は、プロフェッショナルである専門職として、看護師を省察的実践家(リフレクティブ・プラクティショナー)と定義づけています。学生が卒後、省察的実践者として学び、働き続けていくためには、看護基礎教育の段階でリフレクションの思考がめばえる必要があります。
本特集では、2019年11月に東京と神戸にて開催されたバルマン先生の講演録を軸として、さまざまなお立場でリフレクションに取り組んでいらっしゃる方々に、ご自身の実践とリフレクションのつながりをご紹介いただきます。そして、学生が省察的実践家に育っていくために教員のできるかかわり、あり方について論考いただきます。
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