特集 板書の基本と授業での活用
教科・科目の特性に応じた板書技法―課題の解決から倫理観の養成まで
東 博臣
1
1柳川市教育研究所
pp.202-207
発行日 2020年3月25日
Published Date 2020/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201440
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はじめに
はじめまして。私は現在、福岡県柳川市教育研究所長として、若年教員の指導力向上や市の課題解決に向けて取り組んでいます。
以前は公立小学校の教員として、福岡教育大学附属久留米小学校で教諭(文部教官)や副校長(校長職身分)として児童の指導や教育実習生の指導を行っていました。小学校では学級担任制が一般的ですが、附属久留米小学校では一部、教科担任制をとっています。私はそこで理科を専門教科としていました。また、その経験を生かして、県の教育センターや義務教育課で行政に携わったこともあります。
また、福岡教育大学では非常勤講師として、「板書指導」講座で理科・社会・道徳の板書技術を担当しています。そこでは、板書構造の基本についての講義や授業展開案をもとにした板書演習などを行っています。本稿では、上記の板書技術のなかから、看護の教育にも役立てていただけるものを紹介したいと思います。
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