特別記事 書いて深まる看護観(1) エッセイに感じる学生の成長
―書いて深まる看護観(1)―エッセイに感じる学生の成長
坂川 陽子
1
1自衛隊中央病院高等看護学院
pp.120
発行日 2013年2月25日
Published Date 2013/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102313
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エッセイを書いて自らの看護を振り返る
看護観とは,看護に対する自己の考え方である。看護を学ぶ過程で形成されるが,人それぞれ考え方やとらえ方が異なるため,内容もさまざまである。目に見えるものでもなく,押し付けるものでもない。看護学生は,臨地実習を通して看護に対する感性を育み,自己の看護を振り返ることによって,看護観が醸成されていると感じている。
自衛隊中央病院高等看護学院(以下,本校)では,この振り返りの一方法として1年次の学生にエッセイの執筆を課している。学生の書いたエッセイを読むと,その学びを手にとるように感じることができるからである。
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