特集 男が看護を学ぶこと
扉
pp.263
発行日 2011年4月25日
Published Date 2011/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101720
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“保助看法”の名称から「婦」の文字がなくなって10年が経ちました。今や臨床で勤務する看護師の5%以上が男性で占められています。准看護師で6%,保健師でも1%以上の男性が看護職としてはたらく現代にあって,基礎教育機関に在籍する男子学生比率はさらに顕著な伸びを示しています。ただ,女性が多数を占める看護界で,男性が依然としてマイノリティであることも事実。日本の一般社会との逆転現象がある中で,男たちは何を思って学び,これから新しい看護を育ててゆくのでしょうか。“ナースマン”の歴史を振り返りながら,その看護教育における実態と未来を見据えた特集です。
なお「看護師とは,社会的に重要でありながら,地位と処遇がそれに伴わない職業である」と喝破した上野千鶴子氏は,続けて男性の参入増加による社会学的な地位向上を分析しました。その予言は当たるでしょうか。
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