連載 学生とつくる「性の健康」講座・10
持続可能な“その先”の知識獲得の道
堀 成美
1
1聖路加看護大学看護学部基礎系看護学・看護教育学
pp.924-927
発行日 2010年10月25日
Published Date 2010/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101594
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2009年に学内で自主ゼミ形式にて開催した「性の健康講座」をベースに,2010年度は大学の市民健康講座の枠を使い,広く外部に開放したセミナーにしてみました。新規の教育プログラム開発のプロセスにおいては,「対象」「ゴール」をもとに改変を何度も繰り返すものです。さらに2011年度にどのような形にするかを検討する時期に来ています。健康管理についてどのように伝えるかは,養護教諭や保健師の関わる1次予防と,臨床職が取り組む2次3次の予防において少しずつ課題が異なるので,対象やテーマに合わせた複数の教育モジュールが必要になってきます。
今回は,性の健康に関心を持った看護学生や看護職が,“この先”にどのように勉強や研究を続けていけばよいのか,どのようなリソースがあれば日本における看護実践の質が良くなっていくのかを考えてゆきます。
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