海外事情
福祉国家デンマーク視察
川上 ちひろ
1,2
1横浜市立大学医学部医学科社会予防医学教室
2横浜市立大学大学院医学研究科情報システム予防医学部門
pp.426-428
発行日 2011年5月15日
Published Date 2011/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102118
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はじめに
医療技術の進歩により,がん患者,難病患者,高次脳機能障害者,精神障害者等の患者が就労を続けながら,治療を継続することが可能となってきた.しかし現状はこのような患者の就労の受け皿は多くなく,職場離脱を余儀なくされたり,再就職先が見つからない例も多い.このためピンクリボンなどの患者団体も,がん患者の職場復帰や再雇用についての意見や提言を発信している.今回,就労を希望する患者への支援をどのように行っていけばよいかを検討するために,福祉大国であるデンマークへ視察に行ったので報告する.
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