特集 シミュレーション教材は進化する
モデル人形とペーパーペイシェント―それぞれのシミュレーション学習効果を比較して
相野 さとこ
1
1西南女学院大学保健福祉学部看護学科
pp.830
発行日 2009年9月25日
Published Date 2009/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101299
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- 文献概要
■はじめに
モデル人形を用いたシミュレーション学習にはどのような効果があるのか,ペーパーペイシェントを用いたシミュレーション学習よりも効果があるのかについて,次のような実験を行った。
■研究方法
研究協力に同意を得た看護学生(大学3年生)18人を対象に,介入群(モデル人形)9人,対照群(ペーパーペイシェント)9人に無作為に分け,次の学習を行った。
まず,両群に対して研究者が,緩和ケア・終末期看護の概念,終末期の患者の特徴と看護,症状マネジメント,コミュニケーション,患者・家族への援助などの講義を行った。その後,自己学習期間(2日間以上)を置き,シミュレーション学習を行った。
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