特別記事
保健師助産師看護師国家試験出題基準改定について
平賀 元美
1
1厚生労働省医政局看護課
pp.592-594
発行日 2009年7月25日
Published Date 2009/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101237
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はじめに
保健師助産師看護師国家試験出題基準は,保健師,助産師および看護師として必要な知識および技能として適切な範囲および水準を明確に示すため,保健師,助産師については平成10(1998)年,また看護師については平成12(2000)年に公表し活用されてきたところである。
今回の改定は,平成20(2008)年3月にとりまとめられた「保健師助産師看護師国家試験制度改善部会報告書」において,国家試験出題基準については,看護を取り巻く近年の状況をふまえた見直しと,看護師国家試験の必修問題を強化するため出題範囲の拡大について検討することが提言された。そこで,平成20年7月より医道審議会保健師助産師看護師分科会のもとに,保健師助産師看護師国家試験出題基準改定部会を設置し,保健師,助産師,看護師国家試験出題基準について議論を重ね改定を行ったところである。
この改定出題基準は,平成24(2012)年からの改正カリキュラムの卒業生だけでなく,従来のカリキュラムによる卒業生にも対応しうるよう,小項目を中心に改定している。適用時期については,平成22(2010)年早春に実施される第96回保健師,第93回助産師,第99回看護師国家試験とすることが,医道審議会保健師助産師看護師分科会で決定されている。
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