特集 「看護教育の大学化」提言のインパクト─実現に向けての道程を探る
扉
pp.907
発行日 2008年10月25日
Published Date 2008/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101036
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日本看護協会が打ち出した「看護基礎教育の4年制大学化への移行」。今後の高齢社会における看護師の活動に必要な教育内容の充実と看護技術習得のためには,現在の専門学校3年制が中心の教育では不足である,ということを大きな理由に,シフトチェンジを提案したものです。ただ,その理由は頷けるものの,実現は容易なことではありません。
そこで,今回の提言についての看護協会の解説と同時に,改めて「看護教育の大学化」の実現に向けて,さまざまな教育課程の立場から意見を寄せていただきました。大学化にはどのような思いを持っているのか,またその実現にはどのような過程が必要かなどについて,同じ看護師養成の教育機関であっても,独自の思いがあることを示してみたいと思います。
少子化と高齢化が進むなか,看護教育機関の存在意義を考えるきっかけとしても,今回の提言を誰もが真剣に検討しなくてはならないことは間違いありません。
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