特集1 国家試験問題プール制 再考
[座談会]問題作成経験を積極的に―国試問題プール制定着のためにできること
島田 陽子
1
,
川本 利恵子
2
,
井上 智子
3
,
栗本 澄子
4
1厚生労働省医政局看護課
2九州大学大学院医学研究院保健学部門
3東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科
4愛知県立総合看護専門学校(愛知県看護研修センター)
pp.668-672
発行日 2008年8月25日
Published Date 2008/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100975
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国試問題プール制とのかかわり
島田 本日はお集まりいただき,ありがとうございます。今回は2004年より始まった,看護師等国家試験における試験問題プール制に向け,公募を,どのように定着・促進すればよいかということを,国試にかかわられているそれぞれのお立場から,ご意見を伺いたいと思います。そこで最初に,ご自分とプール制のかかわりについて話していただき,話の端緒としたいと思います。
まず私ですが,昨年1年間,厚生労働省で国家試験を担当しまして,公募等による問題のプール制を進めていくことが,問題の難易度を安定させるという観点で国家試験のクオリティを保つために重要であり,その一方で試験問題を作るということは教育に携わる先生方のお役に立てるものではないかと思いました。これから多くの先生方が積極的に応募していただけるような環境を,ぜひとも作りたいと思っています。
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