実践報告
ホームページを活用した看護教育の情報化
杉野 浩幸
1
,
森山 信男
1
1福岡県立大学看護学部実験看護学講座
pp.1089-1092
発行日 2007年12月25日
Published Date 2007/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100830
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ホームページを利用するに至った経緯とその効果
福岡県立大学看護学部の実験看護学演習II,細菌学実習(2年次前期,必修,受講学生数計100名)において,パワーポイントを用いて説明を行ったところ,そのパワーポイントのファイルをコピーして利用したいという学生からのリクエストが多かった。個別にフラッシュメモリ等にコピーして対応していたが,ホームページから自由にダウンロードできるようにすれば,学生にとって便利であると気づいた。
幸い,当研究室はホームページを所有しており,リンクを張るだけで簡単にダウンロードの設定を行うことができた。また,入力フォーム等を用いれば,学生の意見を集約することも容易であった。この経験から,きわめて簡便な方法により,授業をより充実させることが可能であると考えた。そこで,実習テキストそのものも,同様に各自がダウンロードして,当日までに印刷し,準備するようにした。説明資料と違い,今後は,テキストはダウンロードして準備することが必須になると思い,学生の適応性をみながらあえてこのような試みを行った。
本稿では,ホームページの授業への活用方法について詳細に報告する。
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