焦点
訪問看護ステーションを設立して3年―現状と課題への取り組み
中田 ひとみ
1
1有)オフィスグレイス訪問看護ステーション堂山
pp.862-865
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100495
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3年間の歩み
3年前の2001年5月,私たちは有限会社設立とともに訪問看護ステーションを開設しました。
現所長(兼取締役)の市橋も私も,HIVのケアサポート活動にボランティアでかかわった経験から,「必要な時に必要なだけ必要な看護をアクセスよく提供すること」をステーション設立の目的であり出発点と考えました。これは今もそのまま,私たちの依って立つところであり,ある意味隙間産業としての経営を支える私たちの「ウリ」でもあります。
確実な仕事のアテもなく開設した当初には,事務所のある地元の居宅介護支援事業所や人間関係を頼って,病院・医院,障害者当事者が運営する自立生活支援センターなどを,営業にまわったものでした。結局,初期の仕事は,それまでにボランティアとしてかかわってきた,地域で生活を送る自立障害者や,HIV関係者からの紹介でした。
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