Scramble Zone
看護分野への運動療法の導入をめざして―健康運動指導士・薬剤師としてのセルフケアサポート
小口 江美子
1
1昭和大学医学部薬理学教室
pp.783-787
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100479
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薬剤師でありながら(薬剤師ゆえに),薬のみに頼って病気を治そうとする現代医療の考え方に疑問を抱いていた私は,10年前に健康運動指導士の資格を取得した。資格取得の過程で,包括的な治療を求めている病気の人たちが大勢いること,また自分と同じような考えの医療者や健康運動指導士も少なからずいることを知った。
以降,「健康運動指導士1人ひとりがパイオニアである」と,同期の健康運動指導士と励ましあいながら,研修場と現場の開拓,研究成果の発表を進めてきた。健康運動や運動療法に参加するエンドユーザーを,技術的かつ精神的にサポートするだけでなく,医療現場で患者に最も近いところにいる看護師にもセルフケアのノウハウを学んでもらい,現場で役立てて欲しいと願い,少しずつ看護教育にも関わりを深めている。
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