特集 保健婦の地区活動を再考する—ニーズ把握とplan・do・see
大学教育での地区診断への取り組み
中村 裕美子
1
1川崎医療福祉大学
pp.736-741
発行日 1999年9月10日
Published Date 1999/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902952
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保健婦活動にとってニーズ把握は基本的に欠かせない課題であり,地域のニーズを的確に把握しなければ次の活動の計画と実践に結びつかないのである。そのことに対して教育の現場に厳しいご意見をいただくときがある。「学生にどのように教えているのか」「地域のことを理解していない」などと学生の到達状況に対して問題を指摘されることがある。
保健婦の教育は,これまで多くは看護教育課程の修了者に6か月以上の保健婦課程で行われていた。最近では看護大学が急速に増加したことにより,大学での教育が増えてきている。
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