調査報告
運動習慣と健診結果の関連性について
出井 貞子
1
,
町田 江美
1
,
佐藤 真里子
1
,
青木 紀子
1
,
谷原 真一
2
,
中村 好一
3
,
尾島 俊之
3
,
大木 いずみ
3
1都賀町保健福祉課
2島根医科大学医学部環境保健医学第1講座
3自治医科大学公衆衛生学教室
pp.1068-1073
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902717
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■要旨
都賀町の総合健診受診者1198人を対象として,運動習慣と健診結果(血圧値・血清総コレステロール値・HDLコレステロール値・血糖値・肥満)の関連性について解析を行った。
その結果,血圧値,血清総コレステロール値,HDLコレステロール値,血糖値と,運動習慣との関連性は認められなかった。関連性が認められなかった原因として,高血圧や高コレステロール血症など循環器疾患のリスクが高い者ほど運動習慣が身についているが,運動をはじめた時点ですでにハイリスク状態であり,健康上,運動の必要性のある人が継続して運動をしているということがわかった。
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