特集 「健康づくり」がパスポート―海外に飛び出した保健師
【海外TOPICS②】セネガルにおける女性性器切除(FGM)の実態
橋本 秀実
1
1宮津市立由良小学校
pp.960-965
発行日 2002年11月10日
Published Date 2002/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902703
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私は,1998年7月より2000年7月まで,青年海外協力隊保健師隊員として西アフリカのセネガル共和国で活動した。セネガル共和国はダカールを首都とする人口約928万人の国で,面積は日本の約半分である。1960年にフランスから独立した多民族国家であり,それぞれの民族が固有の言語を有するが,公用語はフランス語である。国民の約95%はイスラム教を信仰している1)。
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