特集 「健康づくり」がパスポート―海外に飛び出した保健師
【海外活動REPORT:グァテマラ】女性を守るために必要な性教育に取り組む
宮内 薫子
1
1飯田市役所山本支所
pp.932-937
発行日 2002年11月10日
Published Date 2002/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902699
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国際保健への興味と夢の実現
保育園の頃に祖父が交通事故で入院し,優しい看護師さんの姿を見て,大きくなったら看護師になろうと思いました。大学時代,山が好きで旅が好きで,海外を歩いている時,旅行者としてでなく,そこに生活して,そこに暮らす人々に近い視点で外国の異文化を体験してみたいと思いました。大学の先輩のネパールの山村でのトレッキング体験に影響を受け,訪れたネパールの村で,欧米の方が診療所をやっているのを見て,海外での活動を考えるようになりました。
大学卒業後,総合病院の内科病棟に「石の上にも3年」という言葉で3年勤務。白然豊かな長野に帰り,地元飯田市の保健師として働き始めました。そのなかでも,やはり海外で生活して働いてみたいという思いは強く,2年目の5月に青年海外協力隊に応募し,無事合格しました。偶然にも,飯田市の保育士の方が同じ時に合格し,飯田市でも現職参加のための派遣条例を整えてくれたため,現職参加できることになりました。
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