特集 疫学なんてこわくない
【ケース・コントロート研究】脳出血発症に関する研究事例をとおして
平良 セツ子
1
1沖縄県宮古福祉保健所
pp.394-401
発行日 2002年5月10日
Published Date 2002/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902615
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公衆衛生活動は地区診断に基づいて展開することが基本であり,保健統計や根拠に基づく保健活動の重要性を改めて感じている。
これまでの保健師活動を振り返ると,家庭訪問は住民サイドに立った支援ができる重要な任務であるという意識のもとで,個別支援を大事にしてきた。特に,医療資源の少ない離島では,保健婦駐在所に結核治療薬や救急時の薬剤などが常備され,治療中断の恐れのある者は,家庭訪問で投薬し,患者管理が行われた。そのためか,かつては保健師活動報告・評価は,訪問件数で評価された時代的背景がある。
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