特別記事
いま保健婦に求められている研究とは
野村 陽子
1
1厚生省保健医療局地域保健健康増進栄養課
pp.1174-1177
発行日 2000年12月10日
Published Date 2000/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902366
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秋になると,学会が目白押しである。保健婦活動に関する研究発表が行われている学会などはかなり広範囲にわたっており,公衆衛生学会,地域看護学会,看護科学学会,日本看護学会,小児保健学会,老年社会学会,地域保健婦学術研究会などで報告が行われている。看護系大学が増えていく中で研究報告は急増しているが,現場に役立つ研究が少ないのではないかという意見を聞くことがある。また,厚生省の研究費である厚生科学研究費を得て研究を行っている研究者の中には,看護系の方があまりにも少ない感じを受けている。
厚生行政を推進するために,また新たな健康問題を解決する糸口を見出すために,研究は不可欠なものとなっている。保健婦活動を推進,発展させるためにも,多くの基礎的なそして実証的な研究が必要と考えている。
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