特集 いま私たちに求められているもの
いま母子保健に求められているもの—保健婦としてどう援助していくか
黒田 桂子
1
,
生田目 栄
2
,
鈴木 陽子
3
1東京都中野区中野保健所
2東京都中野区南部保健相談所
3東京都中野区中野北保健所
pp.1040-1043
発行日 1987年12月10日
Published Date 1987/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207434
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はじめに
3人の保健婦が独断と偏見で,保健所における日頃の母子保健活動について思いつくままに勝手なおしゃべりをしました。あまりまとめずにそのまま掲載することで,問題提起にさせていただきたいと思います。
中野区は,人口約32万人,面積15.73km2で都内第2位の過密都市です。都心に近く利便性が高いため,地価の高騰や居住環境の悪化などから,単身世帯と核家族世帯が大半を占めています。出生数の減少,転出入者が多いなどさまざまな問題が次々と生じ,母子保健活動をすすめる上で困難な状況になってきています。
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