特集 今求められる結核対策(1)—知っておきたい結核の基礎知識
接触者の把握と接触者検診の状況
川辺 芳子
1
1国立療養所東京病院
pp.458-462
発行日 2000年6月10日
Published Date 2000/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902200
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患者発見対策
結核を発病した患者の早期発見が患者発見対策の基本である。結核予防法では,年1回の健康診断と,結核患者が発見された場合に感染源あるいは被感染者を探るための定期外健康診断を定めている。定期外健康診断のみならず,RFLPなどの分子疫学的手法,その他必要な事項を包括的に含んだ「積極的疫学調査ガイドライン」として現行の定期外健康診断ガイドラインを改訂中である。
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