特集 移植医療と保健活動の接点を求めて
臓器移植を望む声を聞く—市村秀夫氏へのインタビュー
斎藤 眞理子
1
1鹿沼市長寿課
pp.9-14
発行日 1999年1月10日
Published Date 1999/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901916
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斎藤 きょうは鹿沼市にお住まいで,肺の臓器移植を希望されている市村秀夫さんにいろいろな思いをお聞きしたいと思います。まずは市村さんの自己紹介をしていただけますか。
市村 僕は鹿沼出身で,1987年までカナダのウインザーに研究者としていました。はっきりしないけど,1985年にはサルコイドーシスを発病していたと思います。サルコイドーシスで死ぬ人はいなくて10年もたってすっきり治る例が多いようですが,まれにほかの病気になってしまう。僕の場合は肺線維症だったということです。
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