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孫と一緒においしく楽しく歯の健康を考えよう 岩手県矢巾町徳田保育園「祖父母参観会」
イシイ ヨシハル
pp.265-268
発行日 1998年4月10日
Published Date 1998/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901752
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雛祭りに食べるお菓子というと,ひなあられや桜もちを思い浮かべる人が多いのではないかと思う。岩手県矢巾町でも今はそうである。しかし,昔は雛祭りには「節句まんじゅう」をつくって祝っていたという。矢巾町は,盛岡市の南に位置する,面積約67Km2,人口2万人強の町である。
今日は町立徳田保育園(佐々木敏子園長)の祖父母参観会。園児たちの祖父母あるいは両親に集まってもらい,伝統的なお菓子,節句まんじゅうをみんなでつくろう,という催しである。節句まんじゅうは,うるち米粉(もち米粉を入れることも)を練ってつくるあずき餡入りのもちで,赤・黄・緑に着色したもちで飾り,木彫りの型で成形してから蒸すのが特徴である。保育園の集会室の正面には立派な7段飾りのお雛さまが据えられている。それを取り巻いて,1〜5歳の園児たちがつくった100組以上の雛飾りが鎮座している眺めはなかなかの迫力である。
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