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充実した運動設備で健康づくりを進める 群馬県草津町保健センター
八木 保
pp.89-92
発行日 1998年2月10日
Published Date 1998/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901724
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群馬県北西部に位置する,温泉で有名な草津町では運動による健康づくりに力をいれていて,健康運動指導士資格を持つ保健婦を中心に健康増進運動指導事業を実施している.草津町の運動による健康づくりは,住民1人ひとりが自分の健康を守ることをうたった『草津町健康のまち宣言』(平成5年)をきっかけに始まった.活動内容は,雪に囲まれてしまう冬季にできる運動ということで,平成6年度からダンベル体操の普及を開始し,7年度からは「草津町総合保健福祉センター」のトレーニングルームでの「いきいき体力測定」を始めて現在に至っている.
ダンベル体操については,鈴木正成氏(筑波大学)を講師に招いての講習会のほかに,平成8年度は各地区での夜間指導に健康運動指導士と保健婦が出向きダンベル体操の講習を行った.そして今年度は40歳以上を対象にした教室を4回開催した以外に,各家庭へのパンフレット配付やビデオソフト作成を行っている.一方,「いきいき体力測定」(定員12人,測定日年間10回)は,40歳以上を対象に握力,瞬発力,柔軟性,肺活量,平衡性,心肺の持久力を測定し,測定後コンピュータが分析した最適な運動方法を指導する.こうして測定と指導を受けた人は登録され,総合保健福祉センターのトレーニングルームを利用して運動をすることができる(過去3年間の登録者は計268人).
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