連載 保健婦による目のつけどころ—住宅改造・福祉機器導入に際して・6
援助を通して意図的に作り出す“旬”
鳥海 房枝
1
1東京都北区高齢福祉部
pp.477-486
発行日 1997年6月10日
Published Date 1997/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901589
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はじめに
住宅改造や福祉機器の導入に際しては,家屋構造と本人の機能,介護力を併せ見てそれを判断する必要がある。特に本人の機能には,単なるADLではなく,本人の「どうしたいか」「何ができそうか」など,実際の生活場面での様子も含まれる。したがって,これらの援助は一度にすべてを行うのではなく,生活そのものを見ながら徐々に進めることが重要であり,事例を交えてこれまで紹介してきた。
本号で紹介する3事例もその原則とするところは同じであるが,今回は住宅改造などの環境整備に関するニーズの把握別にその援助過程を紹介したい。
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