特集 暮らしをとりまく環境と保健活動
環境と公衆衛生
星 旦二
1
,
高林 幸司
2
,
岩永 俊博
3
1国立公衆衛生院公衆衛生行政学部
2法政大学経済学部経済学科
3国立公衆衛生院疫学部感染症室
pp.519-528
発行日 1993年7月10日
Published Date 1993/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900716
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はじめに
人類が生存し続けかつ健康水準が向上してきたことを環境との関連でみると,その環境の分野と範囲はとても幅広いものになろう。しかしながら,ここで示す環境は,比較的狭い意味での社会的な環境を視野において,健康との関連を文献的に考察してみたい。
具体的には,人々の健康にさまざまな影響を与える主として社会的な環境に視点をおいて,その統計的にみた関連性と,環境を好ましいものにするというWHOの提言を紹介して,具体的な保健活動を文献的に考察し,健康にとって環境を好ましいものにするというWHOの提言を中心として,これらの方向性を展望してみたい。
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