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連載 海外の文献から・5
海外旅行で感染・発症したコレラ—U.S.A.
Cholera and international air travel ; U.S.A.
城川 美佳
1
1東邦大学医学部公衆衛生学教室
pp.656-657
発行日 1992年8月10日
Published Date 1992/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900549
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1992年2月19日までに,エルトール型コレラ(Viblio cholerae 01)によるコレラ患者がロスアンゼルスから4名,カリフォルニアから1名報告された(うち,1名は死亡)。5名とも2月14日に同じ旅客機で南アメリカからロスアンゼルスに入国していた。患者のうち1名は機に搭乗する前から下痢を発症しており,他の患者も帰国直後の2月16日までに発症していた。搭乗機は,ブエノスアイレス(アルゼンチン)発リマ(ペルー)経由の便で,336名の乗客と20名の乗員が乗っていた。
このコレラ発生事件の原因を追究するために,追跡ができた乗客172名と関係者1名に対して,自覚症状と搭乗前および搭乗中に食べたものに関する質問調査を行った。
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