特集 高齢者保健福祉推進十か年戦略(ゴールドプラン)のすべて
地域保健活動の精度を高めるための保健計画立案と活動実践—小野田町における一次予防からの糖尿病対策を中心に
高橋 知恵子
1
,
鈴木 ひろみ
1
,
佐藤 喜久恵
1
,
大和田 美恵
2
,
高階 恵美子
3
1宮城県小野田町役場
2前宮城県大崎保健所岩出山支所
3前宮城県精神保健センター
pp.965-969
発行日 1991年11月25日
Published Date 1991/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900358
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はじめに
住民の健康レベルおよび健康ニーズの複雑・多様化に伴い,地域保健活動は日々繁雑化している感が強い。このような日常業務の中で一連の保健計画を立案することは,決して容易な作業とはいえないかもしれない。しかし,限られた時間と労力をより効率的に活用し,確実に活動・評価していくためには,基本となる活動計画が不可欠なこともまた周知の事実であろう。
そこで今回は,迷いながら取り組んできた保健計画の立案・実践・評価・修正について糖尿病対策の展開を中心に整理し,保健計画の立て方と活用を,より実践的な立場から考えてみた。具体的なレベルでの保健計画立案は,自らの地域保健活動の精度を高めるのに役立つと考えられた。
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