支部レポート
長野県支部の教育活動と今後の課題
坂爪 友子
1
1日本看護協会助産婦部会長野県支部
pp.318-321
発行日 1978年5月25日
Published Date 1978/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205381
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■わずか11名で発足
日本看護協会助産婦部会長野県支部の状況を教育を中心としてまとめてみた。当支部は昭和43年わずか11名が看護婦部会より独立し,発足した歴史の浅い小さな支部であるが,昨年まで1期支部長を引き受けてみて全国の各支部のかかえている問題がどこも良く似ていることに気がついた。100名に満たない支部が多く,少ない予算の中で四苦八苦しながら頑張っている実情を知った。私たちの支部も例外でなく,看護婦部会に在籍していたほうが会費も安いし教育のチャンスも多いと陰でささやかれている。また,小さい会のために入会すると役員にされる比率も他部会より高く,そうなったら困るなどの理由から,助産婦であっても入会しない人も多かった。
昭和49年まで会員数は徐々に伸びはしたが,どうしても80名位までにしかならない。何とか助産婦部会にもメリットを,と考えた。当支部の会員は,現在,全員施設内助産婦である特徴を持っている(表1・2)。このような状況での一番の不満は,施設内での研究発表会ではないだろうか。自分たちが一生懸命研究した課題を施設内で発表しても,周囲は看護婦ばかりのため反応を示してくれない,良いアドバイスをもらえない,評価してもらえないという不満が大きかった。
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