diary
秋田県湯沢市
鍋島 謙一
1
1JA秋田厚生連雄勝中央病院 口腔医療センター
pp.1185
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201529
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秋田県の湯沢市は南部に位置しており,出羽の玄関口として栄えていました。江戸時代には,当時日本最大と謳われた「院内銀山」を内包していたことから,財源に恵まれ,「出羽の都」と称されていたようです。さらに鉱山を中心に酒造が盛んに行われ,現在も四つの蔵元があります。2020年東京五輪招致のレセプションでは,木村酒造(写真1)の「福小町」が猪瀬直樹元東京都知事の手に握られていました。また湯沢市の南,栗駒山の麓には秋田最古の温泉で武者小路実篤も愛したと言われる秋の宮温泉郷があります。
当院は,秋田県内の八つの二次医療圏の一つ「湯沢・雄勝医療圏」を担っており,湯沢市および雄勝郡(「西馬音内盆踊り」で有名な羽後町や,東成瀬村)を圏域としています。常勤の麻酔科医1名,歯科麻酔科医1名(筆者)で日々の麻酔業務を行っています。手術室は,すべての部屋に花の名前がついており,歯科が使うのはタンポポです。ほかに,リンドウ,スズラン,シラユリ,ヒマワリ,ナデシコがあります。
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