特集 医療と福祉
ねたきり老人事例調査—地域保健活動の観点から
中原 俊隆
1
,
小尾 和子
2
,
宇枝 靖子
3
,
三宅 智恵子
4
,
奥原 博久
5
,
簑輪 真澄
6
,
松本 俔子
7
,
岩永 牟得
8
,
内野 幸子
9
,
水田 幸子
10
,
田中 加恵子
11
,
神品 実子
12
,
森田 一男
13
,
葛原 喜美子
14
,
宋 栄子
15
1厚生省公衆術生局地域保健課(現児童家庭局母子衛生課)
2北海道立衛生学院
3富山県八尾保健所
4大阪県府立公衆衛生学院
5厚生省公衆術生局地域保健課(現統計情報部人口動態統計課)
6石川県山代保健所(現輪島保健所)
7栃木県高等看護専門学院
8東京都城東保健所
9山口県防府保健所
10佐賀県唐津保健所
11熊本県公衆衛生看護学院
12大分県大分保健所
13大阪市教育委員会
14北里大学病院栄養科
15ソウル赤十字病院(OTCA)
pp.436-442
発行日 1975年7月15日
Published Date 1975/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205034
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はじめに
われわれは,国立公衆衛生院の昭和49年度専攻課程合同臨地訓練として,地域保健活動の現状の評価と今後の展望を得ることを意図し,東京都練馬保健所管内のねたきり老人の訪問調査を行なった.すなわち,行政側はどのような方法でねたきり老人の保健上のニードを測定しているのか.また,そのニードに対して現状の老人福祉サービスは,老人のために有効に機能し,老人の必要を真に満たしているのか,老人はそのサービスに対していかなる反応をみせたか.このような観点から地域保健活動の評価をこころみ,行政体のニードのとらえ方と提供するサービスの形態を改善してゆくことを目的とした.
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