特集 第17回自治体に働く保健婦のつどい集録
危機的状況にある母子保健と保健婦
―基調報告―保健婦をめぐる情勢とこれからの課題
川端 幸江
1
1保健婦のつどい運営委員会
pp.497-499
発行日 1985年7月10日
Published Date 1985/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207018
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自治体をめぐる動き
11月に,厚生大臣の私的諮問機関である「国民健康会議」が提出した提言は,「これからの健康意識と社会のあり方」として,今後は"無病息災から一病息災"の考え方へ健康観を変えるという内容になっています。
これは,80年代臨調「行革」の柱になっている"自助努力"の強調でもあり,このような"国民の意識変革"のネライに対しては,住民はもとより公衆衛生を担う自治体にかけられた危機としてとらえる必要があるのではないかと思います。
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