特集 健康で住みよい町づくり,村づくりを
"組織づくり"を活動の基盤にすえて
第13回自治体に働く保健婦のつどい集録
基調報告
保健婦をめぐる情勢とこれからの課題
林 義緒
1
,
自治体に働く保健婦のつどい運営委員会
1自治体に働く保健婦のつどい運営委員会
pp.492-494
発行日 1981年7月10日
Published Date 1981/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206390
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1.つどいの成果
保健婦のつどいは13回を迎え,誕生の地である名古屋に帰ってまいりました。第1回の集いを名古屋で開いた時は,50人の集まりでした。その時お世話をしていただいた前田黎生さんは定年退職をされ,今回名古屋でお世話くださる実行委員の方々は,途中から参加された若い方々です。13年の年月は多くの保健婦をつどいに参加させ,考え,行動する仲間をふやしてきたと思います。
これまでにつどいが果たした役割を考えますと,1つに,"仕事を科学的に考えてみる"ということがあげられると思います。乳幼児健診をみなおし,質の高い健診を行うために"発達保障"の学習が,横浜,東京,京都,大阪だけでなく,群馬,長野,福岡などへも広がり,実践されています。精神衛生は群馬の実践が,全国へつどいを通じて飛び火をしていきました。難病についてはつどいで学び試行錯誤しながら実践しているという北海道の報告があるように,保健婦の自発的なとりくみがはじめられています。
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