特集 保健婦学生がインタビュー 先輩が語る戦後の活動の軌跡(4)—19都県・25人の証言
補遺・埼玉
保健婦になってよかった—町田清子さん 中村輝江さん(埼玉県)
荒井 潤
1
,
柴崎 栄美子
1
,
高階 恵美子
1
,
箕村 明子
1
,
持田 理恵
1
1埼玉県立衛生短期大学専攻科地域看護学専攻
pp.371-378
発行日 1985年5月10日
Published Date 1985/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206999
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はじめに
今回,私たちは埼玉県の西部に位置する川越市役所に長く勤務し,昭和59年3月に定年退職となった町田保健婦さんと,秩父郡横瀬町役場に勤務し30年になる中村保健婦さんの2人の先輩保健婦さんのインタビューを試みた。町田さんは退職後,周囲の強い勧めで川越市内の特別養護老人ホームの園長さんとして活動している。また中村さんは横瀬町役場を,昭和60年3月には多くの人に惜しまれながら定年退職しようとしている。
2人の保健婦さんとも多忙のなかを私たちのために時間をつくって下さり,私たちは貴重な体験を聞くことができた。町田さん,中村さんともに保健婦の仕事に情熱を注いでいる様子が話のいたるところに感じられ,私たちはその熱意に圧倒されることもしばしばであった。
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