特集 保健婦学生がインタビュー 先輩が語る戦後の活動の軌跡(4)—19都県・25人の証言
沖縄
地域にそった活動を住民のために—与那覇しづさん(沖繩県)
奥原 秀盛
1
,
島袋 浩明
1
1琉球大学医学部保健学科
pp.361-365
発行日 1985年5月10日
Published Date 1985/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206997
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
沖縄本島から南南西に520km,石垣島からさらに19人乗りのDHC機に乗りかえて約30分(船だと約7時間,ただし両方とも天候が多少悪いと運休する),ようやくたどり着いた我が国最西端の島与那国町が,今回我々がインタビューした与那覇しづ保健婦の活動の地である。与那国は石垣島まで127km,台湾まで125kmという国境の島で,台湾が望見できるという。
人口1979人,世帯数678戸(昭和58年末)産業はキビ作と稲作を中心とする農業と,四面海に囲まれて漁場に恵まれているため水産業が中心である。面積28.52km2,租内,久部良,比川の3つの集落からなっている。
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.