日本列島
寄生虫ゼロ作戦—沖繩県
伊波 茂雄
pp.124
発行日 1974年2月15日
Published Date 1974/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204809
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沖繩県では従来から消化器糸寄生虫として回虫より鈎虫が多く,数十パーセントの高率に感染していた部落もあった.それで民間団体である沖繩寄生虫予防協会が「密生虫ゼロ作戦」を展開し,当時の琉球政府及び関係市町村とタイアップして糞便検査と駆虫を始めた.それから十余年になるが,ここ3〜4年は県が予算を出し,(同協会変じて)予防医学協会に「鈎虫病予防特別対策事業」として委託し,実施させている.その中間報告(昭和48年度事業で同年12月17日現在)が発表されたのを紹介する.
1.コザ保健所管内(UR2型),沖繩本島中部.6村合計61,863名を対象としているが集便数は15,541(25.1%)である.
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