特集 派遣保健婦の足跡をたどる
町村における評価をたずねると
派遣保健婦制度が村にもたらしたもの
山田 和臣
1,2
1清川村住民課
2元衛生課
pp.734-737
発行日 1984年9月10日
Published Date 1984/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206882
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
福祉に続いて保健担当として7年余り,私は保健婦と机を並べてきたが,まだ,住民の健康問題に対して思想的なものは持っていない。しかし,地域の保健と福祉の有り方や,何をなすべきかを判断でき,行政に結びつけるような力が多少備わってきたとすれば,それは保健婦の物事に真剣に取り組む姿勢に影響された結果だと感謝している。現在では,建設省の宮ケ瀬ダム建設に伴い,所管のゴミ処理施設の再整備,霊園の適正管理と健全経営,保健事業の総合計画への位置づけ等関連整備事業の取組と,その対応を余儀なくされている。一方,村の重点施策である対人保健にも力を注がなければならず,寄稿に当たり,時間的,能力的にテーマに沿った展開ができるか甚だ心もとない。
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.