特集 "共に生きる"を実践して
ボランティア保健婦の大きな足跡
愛知県刈谷地区での障害児と保健婦
"障害児を守る会"の活動によせて
独リボッチよサヨウナラ—友達イッパイの青年学級
三井 徳康
1
1刈谷手をつなぐ親の会
pp.341-342
発行日 1982年5月10日
Published Date 1982/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206510
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- 文献概要
はじめに
刈谷市で知恵おくれの若い人達を対象に青年学級という名称のもと仲間づくりが始まったのは,昭和53年9月のことであった。
彼らは,口下手,ひっこみ思案,知恵おくれということで地域や職場では,どうしても仲間はずれになりがちである。友達がほしいと思っても,気の合う友達をつくることはむずかしい,特殊学級を卒業し,社会に巣立った人たちの企業での定着率が低く,悪の道に誘われ入り込んでしまう。その原因は,人間関係に起因することが多い。こんな現状のなかでこの人たちが希望を持って明るい社会生活を送ることができるためには……
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