特集 保健所の行方に光が見えた
神奈川県の派遣保健婦活動が示したものは
派遣保健婦の活動を現地に追って
力強い保健所のバックアップ機能—派遣保健婦の活動から学ぶもの
宇座 美代子
1
1秦野保健所
pp.284-290
発行日 1982年4月10日
Published Date 1982/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206499
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はじめに
保健所のあり方がいろいろに論じられているが,保健所に所属する保健婦としてはどうあったらよいのか。老人保健法案が出され,保健事業の実施主体は市町村で,県の保健婦は具体的にどのような役割を担うのか,役割分担するとすればどのように分担するのか,市町村の保健婦が充実したら県の保健婦は何をしていくのか,暗中模索の中にいて,保健所たそがれ論がありながらも,現実には仕事に追われており皮肉な面も感じる。
このような中で,派遣保健婦活動を1つのステップにした"保健所の保健婦活動のあり方について"考える機会を得た。
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