特集 北海道開拓保健婦の足跡
住民と共に生き,共に働き……
思い出
住民と精いっぱい生きて
横田 すみ子
1
1標茶保健所
pp.42-43
発行日 1982年1月10日
Published Date 1982/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206468
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昭和26年6月1日付で北海道釧路支庁所属の開拓保健婦として跡佐登原野駐在を命ぜられた。想えば遠い30年前のことである。昭和の年号と共に年を重ねた私は,当時26歳の母として妻として,生活に意欲を燃やしていた時代でもあった。
戦後の公衆衛生活動は苦闘に満ちた生活体験のなかから築かれたものである。平和があって初めて生き生きとした営みのなかから保健婦活動は生まれてくるのではなかろうか。
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