連載 質の高い援助を考える・4
分裂病の主婦とその家族の援助(I)
中重 喜代子
1
,
宇佐美 弘子
2
1東京女子医大看護短大
2東京都大田区雪ケ谷保健所
pp.940-943
発行日 1981年11月10日
Published Date 1981/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206437
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昭和53年8月から,4回にわたって検討した事例である。
2児の母である患者は,症状として,夫をはげしく罵ったり,時に包丁を振り回すなど不穏な行動があり,一方夫はそれを誇張して人に話す傾向があったため,一時は入院が必要かと思われたが,援助方針について検討しながらすすめた結果,在宅治療のままで一応の安定をみるに至った。
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