活動報告
那珂町におけるみそ汁塩分測定を実施してみて—塩分濃度測定計による一考察
田村 なみ子
1
,
柳橋 昌子
1
,
小野寺 ひな子
1
,
滑川 友子
1
,
木村 佐智子
1
,
佐藤 美智子
1
1茨城県那珂郡那珂町役場
pp.542-547
発行日 1980年7月10日
Published Date 1980/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206270
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1.はじめに
成人病といえば塩分,塩分といえば成人病といわれる程,塩分は健康管理の上で大きな影響力を持っている。
最近では塩分の過剰摂取が問題であると,一般の人々にも周知されてきたためか,日常の食生活の中でも塩分を少なくする傾向にあるが,まだまだの感がある。なぜなら,日本人の食生活習慣が米食であることから,どうしても,漬物,みそ汁といった類の食品が食卓に出されやすいし,お茶うけにも漬物をというようになったりする。そして又,現代の合理化社会においては,実に多くの塩分を含んだ加工食品やインスタント食品にとり囲まれており,あらゆる機会に塩分をとりやすい環境におかれているからである。
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