血液浄化機器2020
第ⅩⅨ章 患者自己管理機器 5.塩分計
一噌 登史紀
1
,
楢岡 擁実
1
1健正会須田病院臨床工学課・臨床工学技士
pp.1236-1237
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001456
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日本透析医学会は,透析患者の体液管理は重要で,最大透析間隔日の体重増加を6 %未満にすることが望ましいとしている.透析間の体重増加とは,水分の増加であると同時に食塩の蓄積を意味することから,体重増加6 %未満を実現するためには食塩制限が必須である.体液量の管理不良は高血圧を引き起こし,心血管系に悪影響を与えるとされており,さらに透析患者の死亡原因は心不全が第1 位であることから,適切な食塩摂取管理は生命予後に影響を与える可能性がある.
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