連載 三多摩の保健婦たち・2
ひたすらに,ただひたすらに保健婦として—谷保美津枝さんの30年余の保健婦活動
小林 ユキ子
1,2
,
三多摩会
1調布市役所職員課
2三多摩会
pp.742-748
発行日 1979年10月10日
Published Date 1979/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206171
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
保健婦制度ができてから37年になります。谷保さんは,保健婦制度発足以来保健婦を続けて,昭和46年に定年退職,30年余にわたる活動をしてきました。それは戦中・戦後の激動の時代を生き抜き,保健婦業務を常に自らの目と足でたしかめながらの活動でした。そこには時代の背景を超えた保健婦魂と業務へのきびしい姿勢が十分感じられます。そして,仕事が楽しくて楽しくてしょうがなかったという秘訣はどこにあり,いったい何がそうさせたのであろうか……,後に続く私たちは,それらを思いだそうとして,谷保さんにアタックしてみました。
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.